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かみ合わせについて 顎関節症について

顎関節症について

カラダに優しいかみ合わせ治療のポイント

 もし家の土台(基礎)が傾いているために家の外側にヒビが入ったり柱が傾いたりした場合、皆さんはどのようにされますか?ひび割れているところだけを補修したり傾いているからそれ以上傾かないようにつっかえ棒をして、その場しのぎで住み続けますか?

 顎関節症治療における精神安定剤や筋弛緩剤などを処方する薬物療法はカラダ全体の健康にとって大きなリスクを伴います。又、症状が出ているからと言って顎関節そのものを手術することは(関節円板の除去など)取り返しのつかないことになりかねません。これらはまさしく柱につっかえ棒をするようなもので土台の傾き(咬み合わせのズレ)にはなんのアプローチもしない、単なる対症療法にすぎません。

 カラダに優しいかみ合わせ治療のゴールは、顎関節を支点として咬む筋肉がバランスよく働き下の顎がスムーズに動いて歯が作用点としてかみ合うといったテコの構造です。まずこの関節を介した上下の顎の位置関係(もっと細かく言えば下の顎と関節円板との位置関係も含めて)が筋肉のバランスにとって理想的になるように顎の位置を決定し、常にその位置で顎が定まるように上下のかみ合わせを設定します。

 また筋肉のバランスを崩してしまうようなくせ(舌を突き出すくせなど)がある場合それを取り除くような機能療法を行うこともあります。

 このゴールが設定されていない状態でかみ合わせの高さを上げるスプリント療法(マウスピース)や歯列矯正治療、外科手術を行ったとしても、あとは常に出てきた結果に対しての試行錯誤的な調整を行うことしかできなくなります。

実際の取り組み

 数々の研究によって私たちが感じることのできる天然の歯の触覚の最小値(触覚閾値)は約20ミクロンだといわれています。また通常のかみ合わせではほぼその半分の10〜12ミクロン程度が快適な咬合状態だと考えられています。

 私たちは通常修復物などのかみ合わせをチェックするときは一般に使われている40から60ミクロンの赤いカーボン紙ではなく12ミクロンのポリエステルフィルムを使用し、一本一本の微妙なかみ合わせを丁寧に時間をかけ、慎重にチェックしていきます。高さだけでなく左右、前後にあごを動かしたときの適正な角度も必要な要素です。

 JNDAではもともとかみ合わせに大きな問題が無い方でもこのチェックに相当な時間と手間をかけるよう啓蒙しています。それは今まで長年にわたってなじませてきたかみ合わせを、治療とはいえ一瞬にして変えてしまうことは、その方の身体にとって相当な影響を与えてしまうことをよく知っているからです。かみ合わせに問題のある方の治療はもっと複雑になり高度な診断が必要とされます。

【咬合診査機器を用いた実際の症例のご紹介】

 ゆっくりとかみ締めたときの上下の歯の接触部位の変化を連続的に記録することができるため、従来の検査機器にはなかった時間的因子の評価に活用しています。

 主に最初に強く当たってしまうところや横にひっかかってしまうところを時間的変化とともに見つけ出し、正確な診断や調整に利用しています。

咬合診査機器を用いた実際の症例

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